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2008-07-26(Sat)

少女地獄 夢野久作

読んだら気が狂うと言われる奇書『ドグラ・マグラ』の作者、

夢野久作氏の短編が3作収録されています。

自らの嘘の世界を完成させるために自殺した虚言癖の少女の物語『何んでも無い』、

友人を殺した連続殺人犯と一緒になり、復讐の機会を伺う女の話『殺人リレー』、

女子高の物置の焼け跡から見つかった黒こげの女性の遺体の謎について書かれた『火星の女』。

登場人物の年齢に上下はあるものの、3作ともタイトル通り、女性の持つ暗くて強くて弱い部分、

に焦点を当てた悲劇が描かれています。

大正~昭和初期に書かれた作品のようなので(詳しい時期は見つけられませんでした)、

文体に慣れるまでは違和感を覚えて読みづらい部分もあるかもしれませんが、

お話自体が短くシンプルであること、3作とも少なからず手紙で語られる部分があることから、

比較的馴染みやすい方なのでは?と思います。

書かれている時代背景は今と異なりますが、話の中心となっている女性たちの、

揺れながら破滅を選んでしまう脆さ、みたいなものがなんだかわかるような気がして、

読んでいて胸が痛みました。

明るい気持ちにもすっきりした気分にもなれないと思いますが、

構成とアイディアが好みだったので、自信を持って面白かったと言えます。

…肝心の『ドグラ・マグラ』が二度目の挫折中なので、

読みやすそうな短編から攻めるのもありだな、と思います。


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